施工日:2024年9月 施工地域:奈良市
カテゴリー:おしゃれ+エリア+オフィスデザイン+テイスト+北欧+奈良県+店舗デザイン+店舗・オフィス+建物
条件は「福祉っぽく見えないこと」。
訪問介護ステーション/障がい者支援センターの改装事例
ご要望に即応、スムーズな事業所移転が実現
訪問介護ステーション/障がい者支援センター様より、事業所内装工事のご相談のお電話をいただきました。
現地調査に伺った先は、かつて美容室として使われていた空店舗です。手狭になった事業所の移転先候補として、ビルのテナント、戸建て、コンテナ…と検討を重ねた結果、立地、広さ、駐車スペースにおいて条件が折り合ったのが、こちらの物件とのこと。
ご要望はグループLINEで即応し、不動産契約前にプランを固めて、契約と同時に着工。スムーズな進行により、お問い合わせいただいた日からお引き渡しまで、お盆休みを含めても4か月余り。無駄な空家賃も生じず、段取り良く事業所移転が実現しました。
▼資金と時間を無駄にしない、内装工事依頼のコツはこちらで詳しくまとめています。
福祉のフレームを外して、やる気が出るおしゃれな空間に
お客様のご要望は「福祉っぽく見えないこと」「やる気が出るおしゃれな空間に」。
ご提案したのが、福祉空間では用いられることの少ない石目、グレー寄りの木目を多用したシックなナチュラルモダンスタイル空間です。イメージを固めていく過程で、北欧スタイルのご希望が加わり、リクエストいただいた色柄は都度パースに起こして、丁寧に比較検討いただきました。
明るい北欧スタイル、シックなモダンスタイル両者のテイストを調和させた新事業所をご紹介します。
フリースペース
建物は、エントランスから左半分が三方全面ガラス壁の明るい造りです。開放感を生かして壁は設けず、ご要望の「約40人の職員が一同に研修できるスペース」としました。普段はパーテーションで軽く仕切り、打ち合わせコーナーとして活用できる可変性を持たせました。大部分を占めるチャコールグレーの天井とモルタルデザインの床によって、目新しい印象を与えます。
事務室①
メインの事務室①は窓が小さく、代表様は少しでも明るい雰囲気にと、北欧スタイルを希望されました。吟味を重ねて選ばれたアクセントウォールは、たまご色。ダウンライトと、北欧デザインのペンダントライトが事務室を立体的に照らし、含みのある空間に仕立てています。「っぽくない」デザインが気分を高め、温かみのある電球色とたまごが緊張をほぐす役割を果たします。中に居ると守られているような安心感を覚えます。
事務室②
事務長様方の執務空間・事務室②は、全体を低彩度でまとめ、集中できる環境に。コンクリートデザインのアクセントウォールで、かっこよくスタイリッシュにまとまりました。空間は人をつくります。雰囲気を分けた事務室①と②で、今後どのような相互作用が生まれるでしょうか。
休憩室
勝手口側は休憩室とし、キッチンとトイレは位置はそのままで設備を新調、浴室と洗濯室は解体しました。休憩室には子どもの出入りがあると事前に伺っていたため、アクセントウォールには、色数を増やさず、パターン柄で変化を加え、コントラストを抑えた、穏やかな空間をご提案しました。
お客様の声
既成概念を覆す空間づくりに満足
「福祉っぽさを感じさせないデザインを希望していましたが、最初に相談した会社から提示されたパースは、いかにもオフィス!で、これはしんどいな、と。そんなとき事務長がネット検索して見つけたのがCREARTHさんでした。デザインに惹かれ、HPに知っている事業所さんの施工事例が載っていたのが安心材料になりました。提示されたお見積り額は、最初の会社より大幅に安く、デザイン性とコスト両方に魅力を感じてお願いしました」(代表森田様)。
柔軟な対応に感謝
「『ご利用者様が実家のようにホッとできる場にしたい』『北欧スタイルで明るく』と要望が加わって、最終的にはCREARTHさんの打ち出しておられるデザインとは別の感じにしてもらったのですが、こちらの要望を細かく聞いていただき、きちっと対応してくれたのがありがたかったです。一つ一つゆっくり決めさせてもらえて、思い通りに仕上げてくださり、満足しています。ありがとうございました」(同)
ー職員様の働き心地とご利用者様の状況、双方に配慮され、たくさんの決め事に混乱されたかと思いますが、こちらの方こそスムーズにご対応くださり、ありがとうございました。仕上がりにご満足いただけたようで、嬉しく思っております。移転を機に「福祉」のイメージから脱却した新事業所が、職員のモチベーション向上と新たな可能性を引き出す一助となれば幸いです。このたびのご依頼、誠にありがとうございました。