「お店の内装を変えたら、お客様は増えますか?」
店舗のリニューアル改装をご検討中のお客様から、時々こんなことを質問されます。
「お店の内装を変えたら、お客様は増えますか?」
私、角野はこのように答えます。
「増えません」
店舗運営とはそんなに甘いものではないと思います(そんなに簡単ではないからこそ、やりがいもあり、私たちも真剣に取り組むのです)。
確かに外観を立派にして、内装をそれなりのものにすれば、一時だけはお客様も増えることがあるでしょう。
しかし“一回きり”の来店で終わってしまうことも多いのです。
大切なのは「主従」のバランス
店舗づくりで大事なのは、「何を主(メイン)として考えるか」。
最優先すべきは、商品やサービスの中身、接客の質、見せ方や提案力です。
そしてその次にくる「従(サブ)」が、空間デザイン(店舗の外観や内装)。
しかし「サブ=重要ではない」ではありません。
むしろ、サブのデザインが、主の価値を引き立てるために重要なのです。
店舗デザインの本質は「お客様にどんな気持ちになっていただきたいか」にあると私たちは考えています。
その想いを形にするのが、外観であり内装です。
お客様は、その想いを自然と感じ取ってくれます。
デザインの効果は一時的。だからこそ、中身との調和を
せっかくのデザインも、商品やサービスが伴っていなければ逆効果になりかねません。
主(メイン)である商品や接客が悪いお店に何度も通うお客様はいません。
期待して入店されたお客様の期待を裏切ってしまえば、ネガティブな口コミとして広がってしまうことも。
見た目だけでは、メッキはすぐに剥がれます。
大切なのは、“中身と外見のバランス(調和)”なのです。
集客につながる外観、リピーターを生む内装とは?
通りすがりの一瞬を、チャンスに変える外観(ファサード)の力
それでも新規のお客様を集客できる外観や、リピーターを生むだけの魅力を持った内装があることも事実です。
お客様を素通りさせるのか、興味を持たせられるのか。
お店の外観(ファサード)や外から見える内装の一部は、最初の勝負どころです。
多くの固定客に支えられているお店なら別ですが、そうでなければ新規のお客様をどれだけ惹きつけられるかが重要です。
「このお店、なんだか良さそう」「お腹が空いているし、ここでいいかな」
飲食店の場合、結局は、こんな感じでふらっと来店されたお客様をどれだけの確率でリピート客にできるか、ということが、繁盛店を作れるかどうかに大きく作用します。
リニューアルや新規開店時には、特に慎重に、戦略的に外観と内装を決めるべきです。
街を歩くだけで、店舗の良し悪しが見えてくる
職業柄、街を歩いていても、目に入るさまざまな店舗の外観や内装デザインに、ついつい「あ~、外観で損しているな」「もっとこういう内装だったら、きっとお客様は増えているはずなのに」と考えてしまいます。
そんなお店を見かけるたびに、空間の可能性を強く感じます。
お店の成功を、一緒に考えませんか?
店舗デザインから施工まで一貫対応しています
これから開店を予定されている方、リニューアルをご検討中の方へ。
「まだ具体的なイメージがない」「物件探しの段階だけど相談したい」
そんな方も、お気軽にお問い合わせください。
「どんなお店にすべきか」まだぼんやりしていても大丈夫です。
まずは私たちと、お話してみませんか?
理想の店舗デザインは、経営の想いから始まります。
CREARTHでは、デザインありきの空間ではなく、ビジネスの成功に必要な“場”としての設計施工をご提案しています。
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