【豆知識】インダストリアル、ブルックリンの違いとは?

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2022/03/09 : 豆知識

インダストリアル、ブルックリンの違いとは?

倉庫や工場を彷彿させる「インダストリアルスタイル」と「ブルックリンスタイル」。
どちらもコンクリート・モルタル仕上げや剥き出しの金属配管など、粗削りでラフな要素で空間を構成する「大人かっこいい」という形容詞がぴったりのインテリアスタイルです。

混同されやすい二つのスタイル。明確な違いはあるのでしょうか。

結論を先に。
▶「素材の持ち味をそのまま楽しむ」のが、インダストリアルスタイル。
▶「古いものを活かし、リミックスを楽しむ」のが、ブルックリンスタイル。

スタイルが確立された社会や時代の背景を知ると、空間を構築していく過程で、イメージの落とし込み、その先の照明・家具・雑貨選びにも活かされます。
それぞれに見ていきましょう。

インダストリアルスタイルとは

無駄のない機能美・実用性を備えた工業製品から派生した、
素材そのものが持つ、無骨で無作為のかっこよさを味わうインテリアスタイル

キーワード…無機質、無骨、コンクリート、露出配管、工場、倉庫、ヴィンテージ、サビ
基本カラー…グレー(モルタル・コンクリート)、ブラック(スチール)、ブラウン(木、レザー)

インダストリアル(industrial)とは「産業の」「工業の」という意味です。「インダストリアルデザイン」とは工業デザイン全般を指す言葉ですが、インテリアにおいての「インダストリアル」は、インダストリアルデザインという言葉や概念が登場した1920年代アメリカの、少しレトロな工業デザインや工場などの雰囲気を取り入れたインテリア、と広く解釈されています。

当時のアメリカでは、大量生産・大量消費の時代に突入し、手作業が中心だった製造業は機械生産に移り、安く大量に作ることのできる商品が求められました。デザインの優劣が、製品の売り上げを左右することが次第に認識され、機能性や実用性を重視した商品が評価されはじめたのもこの頃です。
工業製品のデザインには、使い勝手や機能性も含めた美しさが要求されます。使用上必要のない装飾はそぎ落とし、飾り気のない無骨なデザインへ。そこには素材の持ち味が前面に表れます。

内装に置き換えると、コンクリートや剥き出しのスチール配管など、工場や倉庫をそのまま活用した粗削りのイメージです。インダストリアルは、計算された美しさというよりも、無作為のかっこよさ、つまり素材が生み出す風合いや経年変化によって表れる味わいを楽しむのが特徴。ピカピカの新品よりも、サビや汚れ、欠けをよしとするスタイルです。
ベースとなるコンクリート、モルタル、スチール、レンガ、木材、レザーなどインダストリアルスタイルの主要な素材は、それ自体に主張が少なく、組み合わせるものを引き立たせる効果があります。

ブルックリンスタイルとは

古いレンガ造りの倉庫やアパートを、飾りすぎず気取らないライフスタイルとリミックスさせた、
ブルックリンの街並みを模した、重厚かつカジュアルなインテリアスタイル

キーワード…レンガ、重厚、カジュアル、ダークカラー、工場、倉庫、ヴィンテージ
基本カラー…レンガ色、明度・彩度の低いスモーキーなダークカラー、グレー(モルタル・コンクリート)、ブラック(スチール)、ブラウン(木、レザー)


ブルックリン(Brooklyn)は、アメリカ・ニューヨーク市に置かれた5つの区の一つです。かつては工業地帯でしたが、産業構造の変遷で工場・倉庫が閉鎖されると、人口の流出に伴って治安の悪化と荒廃が進みました。
ところが1990年代後半、流れが一転します。家賃が高騰する隣の地区マンハッタンから、新進気鋭のクリエイターや若者がブルックリンへ移り住み始めると、長らく空洞になっていた空き倉庫、廃業した工場、古いアパートメントは、ギャラリーやカフェレストラン、インテリア・アパレル・雑貨などのショップにリノベーションされていきました。

多彩で個性的なカルチャーの流行発信地に生まれ変わったブルックリン。安い賃料に加え、彼らを魅了したのは、建物の大きさでした。高い天井、開放的な空間は、クリエイティブな感性を開花させるよい土壌となったのです。トレンドを生み出す先端エリアとして注目される一方、この街に漂うのは、等身大で気取らない雰囲気。「made in Brooklyn」製品のクラフトビール、チョコレート、デニム、レザーグッズのショップが連なり、クラフトマンシップの強い土地柄と地元愛の強い住民によって、カジュアルで親しみやすい空気が形成されています。

古い建物を活かしつつ、外観内装を新しい感性によって再構築するブルックリンスタイルは、インテリア業界でも大きなブームとなっていきました。重厚かつカジュアル。古くて新しい。相反する二つをミックスさせるのがブルックリンスタイルです。モダン×ヴィンテージのバランス感や、かっこよさの中にもリラックス感を漂わせるセンスが求められます。

融合する二つのスタイル

ヴィンテージの倉庫・工場を共通項に、両者は融合しています。
厳密に線引きしてどちらかを取り入れる、という性格のものではないので、柔軟に捉えてみてください。

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